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入社1ヶ月での転職はやばい?人材会社の現役営業マンが短期離職について語ります。

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世間では「入社から3年は我慢しろ」とか、「短期での離職はその後のキャリアに響く」と言われていますよね。

しかし、自分に合わない職場で3年も働き続けるのはしんどいですよね。

・入社した会社が合わなくて早く辞めたい
・短期離職はその後のキャリアに影響する?

今回はこのような方に向けて、入社1ヶ月での短期離職について人材会社の現役営業マンかつ、入社1年未満での退職経験がある筆者が実態を語ります。

この記事を読めば、退職を検討している方は、辞めるべきか残るべきか判断できると思います。

【この記事の信憑性】

筆者は人材会社の現役営業マンであり、これまで500社以上の企業の採用支援を行ってきました。

また、キャリアアドバイザーとして、求職者からの転職相談を担当していた経験もあり、企業・求職者双方の立場から求人市場を見てきました。

自社採用の面接の際は、現場の担当として面接官もやっています。

加えて、自分自身が入社1年未満での退職経験があります。

 

入社1ヶ月での退職はやばい?人材会社の現役営業マンが短期離職について語ります。

 

まずは、人材会社の現役営業マン・現役採用担当としてではなく、入社1年未満で退職したことのある自分自身の意見をお伝えしていきます。

 

私が大手企業を1年未満で退職した理由

私は新卒で東証一部上場の大手企業に入社しましたが、入社から1年未満で退職しました。

なぜ退職を決めたのかというと、

①残業の多さ
②教育体制への不満
③社内の雰囲気の悪さ

この3点です。

まず大手企業であれば全体研修を1ヶ月ぐらい実施した後、現場に配属されますよね。

私の場合も同じく、全体研修が1ヶ月ほどあった後、現場の営業所に配属されました。

そこでまず目を疑ったのが残業時間の多さ。

朝8時半に私が出勤した時(定時は9時)には私以外の全員がすでに出社して真剣な顔でPCに向かっていました。

配属初日は資料の保管場所や具体的な社内システムに触れるなどの基本的なこと、先輩社員からの引継ぎなどがありました。

引き継ぐ予定の企業に関する資料や、先方担当者へのあいさつなど、やることが山積みだったので、あっという間に18時を迎えました。

普通の会社であれば、試用期間3ヶ月はほぼ残業などさせないのですが、配属初日の私は21時まで残って仕事をしていました。

21時を過ぎて帰り支度を始めましたが、周りの先輩や上司は誰一人帰ろうとしません。

まだ残ってやらなければいけないのかなとも思いつつ、さすがに初日の緊張もあり疲れたので先輩や上司に挨拶をして帰りました。

たまたま年度替わりで忙しかったのかなとも思いつつ、この光景は私が退職するまで変わらず、私も退職するまで22時に仕事が終わることは配属初日の1日のみでした。

また、教育体制もけっこうひどいもので、引継ぎ先の資料を渡されて、「これ全部読み込んで担当者全員に挨拶しておいて」と言われただけです。

当時の私は新卒なの「そんなものか」と思っていましたが、電話をかけると「担当変わるの?」など、前任の先輩からの連絡がされていない企業がほとんどでした。

また、引継ぎのあいさつをした電話で「前任の〇〇さんには伝えてあるんだけど、~~はどうなってますか?」と聞かれることも多く、私にはまったくわからないので、逐一先輩に確認を取っていました。

しかし、先輩は同じ営業所にいるものの、違う部署へ異動となっており、自分には関係ないとばかりにテキトーにしか教えてくれません。

まあ今になって思えば、先輩も上司も仕事に追われて、余裕がなかったんだろうなと思います。

そのせいで社内の雰囲気も最悪で、朝から晩まで雑談などは一切なく、ぴりぴりした空気が張り詰めていました。

そんなこんなで私は毎日22時~23時まで働き、ひどいときは23時に上司に仕事を振られ、今日中にお願いねと言われる始末。

その結果、ご飯もまともに食べる時間がなく、体重は5kg以上減りました。

久しぶりに実家に帰ったときに、「あんたげっそりしてどうしたの」と母親に言われて初めて自分の体重が随分落ちたのだと気が付きました。

そしてある時、22時まで働く子持ちの上司の姿を見たときに、ふと「さっそと辞めよう」と思い、退職しました。

 

1年未満での短期離職をいま振り返って

そんな経緯で、新卒入社1年未満で1社目を退職してしまいましたが、現在は充実した毎日を送っています。

自分自身の短期離職を振り返ってみると、

体を壊す前に辞めてよかった

と心の底から思います。

自社の採用担当や、求職者との転職面談を通して、様々な方とお話してきましたが、心の病のせいでブランクがある人は多いです。

しかも、心の病はその職場を辞めたから治るものでもありません。

心の病の原因となった職場を離れた後も、2年~3年というスパンで病に苦しみ、そのせいで何事もうまくいかないという人もたくさん見てきました。

その様子を見ていると、自分は早々に退職という判断をしてよかったと痛感します。

この記事を読んでくださっている方の中にも、退職を検討している方が多いと思いますが、心や体を壊すぐらいならさっさと退職しましょう。

ただ、心の病は自分ではなかなか気づけないという方も多いと聞きますので、少しでも違和感を感じたら周りの人やお医者さんに相談してください。

 

人材会社の営業マン視点で見る短期離職

私は人材会社の営業マンとして様々な企業の採用支援をしていますが、その視点から短期離職について言えば、

短期離職はマイナスポイントになるが、マイナス具合は人それぞれ

です。

 

少しぼんやりした回答ですので、少しセグメントを分けてみましょう。

 

若手(ここでは35歳未満)

私が短期離職した時は、23歳でしたが、正直この年齢であれば、行きたい企業にはそこそこ入れます。

もちろん超一流企業に入れるかと言うとこの時点では微妙かもしれませんが、私が新卒1年目で短期離職した後の転職活動では、東証一部上場企業2社から内定をもらいました。

また、私が人材会社の営業マンとして企業の採用担当者と話をする際には「なかなか若手が取れない」「若手が欲しい」という声をよく聞きます。

もちろん超一流企業は新卒採用で相当な数の応募があるので、これには当てはまらないかもしれませんが、地元の数十人規模の企業はまず間違いなく若手不足です。

したがって、

超大手企業への転職を考えているなら、短期離職はNG。地元企業で働くならそこまでダメージは大きくない

ということです。

まあ大手企業に勤めている方は、中小企業への転職に後ろ向きだと思いますし、周りからも「もったいない」とか「もうちょっとがんばっておけば」と言われることもあるでしょう。

しかし、本当に退職したいのであれば、そんな声は無視してさっさと退職したほうがいいです。

私も従業員数1万人超えの大手企業から、社員数十名の会社に転職しましたが、今の会社の方が圧倒的に良いと思ってます。

肩書きや給与という面では大手企業に劣りますが、それでも私はワークライフバランスと心と体の健康を優先しました。

肩書きや給与で女性にモテたいからがんばるというガッツのある方は、中小企業に行くと自分のプライドが粉々になるので、大手で必死に生き残った方がいいです。笑

 

35歳以上(1つの職種が長く、経験や資格がある方)

こちらに当てはまる方は、たとえ1ヶ月での早期退職をしても、十分転職はできます。

もちろん給与水準や休日、ポジションなど、それぞれのバランスですが、1つの職種経験が長い方であれば、欲しがる企業は多いです。

特に中小企業で言えば、これまで後継者を育ててきておらず、いきなり経理責任者が辞めるとなった時に、あわてて次の責任者候補を外部で探すみたいなパターンが多いです。

引継ぎもあるので、できるだけ早く採用したいと思っている企業に出会えれば、これまでの経験を活かして、責任者候補として入社が可能です。

 

35歳以上(様々な職種への転職を繰り返して、明確なキャリアがない)

早期退職をした際に一番難しいのが上記に当てはまる方です。

ここまでご紹介したように、若手や経験豊富な方は短期離職しても転職は比較的容易ですが、ここに当てはまる方は少し苦労すると思った方が良いです。

しかし、

選り好みしなければ必ず転職はできる

ということを覚えておいてください。

「自分は若くないし、経験もない。だから、今の職場で本当にしんどいけどしがみつくしかない」

こんなことは考えない方がいいです。

冒頭で紹介したように、仕事のストレスなどにより、心の病を発症してしまうと、完治することはありません。

心の病は一生付き合っていく必要があります。

心の病に陥るよりは、早くいまの仕事を辞めて、苦労して転職活動を行う方が良いと私は思います。

 

とは言っても、「本当に就職できるのか不安」という方は多いと思います。

そんなミドル~シニア世代におすすめなのが、「タクシー運転手」です!

タクシー運転手というとなぜか世間のイメージがあまり良くないですが、タクシー運転手って生活するには十分なくらい稼げることを知ってましたか?

私が採用支援したタクシー会社の採用担当者は、

「できれば若手が欲しいけど、タクシー業界なんて若手は来ないから、別に何歳だろうが構わない。普通に人とコミュニケーションが取れる人ならいいよ」

と言っていました。

しかし、ミドル~シニア世代でもオッケーと言っているのにも関わらず、その世代の方の採用にすら苦しんでいるのがタクシー業界です。

そんなこともあり、社内では70歳を手前の方も現役バリバリのドライバーさんです。

その方は都内のタクシー会社ということもありますが、月12日(1回の勤務時間が長い)の出勤で、年収600万円を稼いでいました。

本人は「年金ももらってるからこんなにいいらないんだけど、稼げちゃうからな~」と笑っていました。

タクシー運転手はほんの1例ではありますが、世の中には知らないだけ、もしくは知ろうとしないだけで、食べていくのに困らない仕事なんて山ほどあります。

 

まとめ

ここまで短期離職についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?

結論としては、

心を病む前に辞める。人にもよるが転職はなんとかなる。また、仕事を選り好みしすぎなければ、食べていける仕事はたくさんある

ということです。

もうこの一言に尽きると思います。

仕事を辞めたいと思ったら、転職エージェントに登録して一度話を聞いてもらいましょう。

エージェントからすれば、給与など選り好みしすぎなければ、紹介できる仕事はたくさんあります。

転職エージェントに関する記事もありますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

短期離職についてはあまり深刻に考えすぎず、まずは自分の健康を優先していきましょう。

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