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転職は入社してから1年はとりあえず我慢すべき?人材会社の現役営業マンが疑問にお答えします。

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新卒や中途採用で入社したものの、1年経たずにやめたい。。。

こんな風に思っている方以外と多いですよね。

 

・入社した会社が自分に合わないから辞めたい
・短期離職はその後の転職が難しくなる?
・合わない会社に入ってしまったら、どのくらいは我慢すべき?

 

今回はこんな方に向けて、「転職して1年はとりあえず我慢すべきなの?」という疑問にお答えしていきます。

この記事を読めば、入社してすぐに会社を辞めたいと思っている方は、やめるべきかどうか決心できます!

 

【この記事の信憑性】

筆者は現役人材会社の営業マンであり、これまで500社以上の企業の採用支援を行ってきました。

また、キャリアアドバイザーとして、求職者からの転職相談を担当していた経験もあり、企業・求職者双方の立場から求人市場を見てきました。

人材業界にいた年数は今年で5年目となり、統計的なデータから見るマクロな視点、企業採用担当者や求職者とお付き合いをしてきたミクロな視点で求人市場を分析していきます。

 

転職は入社してからとりあえず1年は我慢すべき?

結論から言えば、

自分の経歴や年齢、転職して入りたい会社による

ということです。

「全然回答になってないだろ」と思う方もいるかと思いますが、これは紛れもない事実です。

では、「経験や年齢、転職して入りたい会社による」とはどういうことなのかを詳しく解説していきます。

 

「経験」から見る1年未満の短期離職

ここからの詳しい解説は、私自身が営業マンということもあるので、営業職の設定でいきます。

例えば、営業職として中途入社した会社を1年も経たずに辞めたいとします。

その場合、

現職以前の経験が問題となってきます。

どういうことか。

例えば、新卒で営業職として入社した会社で5年間経験を積んでいるとします。

そして、転職をして現在の会社へ入社。

しかし、職場の雰囲気の悪さ、聞いていた待遇との違いなどにより、1年未満での転職を考えているとします。

このような場合は、

1年未満の退職でも全く問題ない

です。

なぜなら新卒入社した会社で5年間営業職として勤めた経験があり、

なにかあるとすぐに辞めてしまいそうな人

という採用担当者からの懸念は払しょくできるからです。

採用担当者も、これまでの面接経験の中で、「雰囲気が悪い会社」「残業が多すぎる会社」「パワハラが横行している会社」など、そのようにひどい会社が存在しているということは知っています。

なので、採用担当者の心情からすれば、

この人は新卒で5年もキャリアを積んできたのに、転職で間違った会社に入ってしまっただけだな

となるのが一般的でしょう。

私も採用担当をしていますが、この場合は同じように捉えるでしょう。

 

逆に、新卒で入社した会社を1年未満で退職し、次に入った会社も1年未満で退職してしまっている場合を考えましょう。

その時の採用担当者の心情としては、

この人は2社とも1年未満で退職しているのか。ウチに入社してもすぐやめてしまうリスクがあるな。

と、マイナスの印象となります。

どちらのケースも同じように2社目を1年未満で退職しようとしているのに、全然印象が違いますよね。

したがって、1年未満の退職を考えている場合は、

現職の短期離職だけでなく、これまでのキャリア全体として見え方はどうか

という部分を振り返って、退職をするかしないかを決めましょう。

1つの職種でスキルを身に着けてきた方や、同じ会社に3年以上勤めている経験が多い方であれば、現職を1年未満で退職したところで、なにも問題はないと言えます。

 

「年齢」から見る1年未満の短期離職

短期離職について考える際は、自分の年齢がどのように評価されるのかも大切なポイントです。

私自身、新卒で入社した会社を1年未満で退職しました。

当時はまだ23歳でしたので、転職活動の際には、東証一部上場企業2社から内定をもらいました。

このように、

20代の短期離職であれば大した問題ではない

ということです。

「それはあんたがある程度できるスキルとか持ってたからだろ」と思う方もいるかと思いますが、全くそんなことはありません。

コミュニケーションは人より少しうまいかもしれませんが、それ以外はこれといったスキルもありません。

なので、20代のうちであれば、短期離職をしても、ほとんど問題にはならないと私は思っています。

もう少し信頼していただけるように、少しデータでその実情をお見せします。

 


平成29年度『情報通信白書』より

 

総務省が出している『情報通信白書』のグラフを見ると、15歳~64歳人口(生産年齢人口)は1995年以降右肩下がりとなっています。

このグラフを見れば直感でわかると思いますが、日本全体で見れば「働き手が足りない」という状況は明確なので、まず仕事が見つからなくて困るということは理論上少ないです。

また、筆者は採用コンサルタントとして、様々な企業の社長や採用担当者とお会いすることが多いですが、どの方も口を揃えて「若手が欲しい」「社内が高齢化している」と嘆いています。

正直、就活人気が高い超一流企業を除けば、どこの会社も「若手が欲しい」ということには変わりありません。

特に中小企業は大手に人を取られてしまい、なかなか若手を取ろうと思っても簡単には採用できません。

大手志向の方が多いのもわかりますが、中小企業でもそこそこのお給料をもらえる会社はたくさんあるので、若い方は短期離職についてそこまで敏感になる必要はないでしょう。

※筆者も分類的には中小企業に勤めていますが、同年代と比べても、そこそこのお給料をもらっています。

 

「入りたい会社」から見る1年未満の短期離職

正直この部分が最も「1年未満の短期離職をしてもよいのか」という疑問に大きく関係してきます。

こちらは「年齢」から見る1年未満の短期離職の部分でも触れましたが、

自分が転職でどの程度の会社に入りたいのか

がとても重要です。

 

生産年齢人口(15歳~64歳)が右肩下がりなので、日本全体で見れば働き口がなくて困ることはないとお伝えしました。

しかしそれはあくまで日本全体の話で、個別の会社で見れば状況は違います。

例えば、日本有数の人気企業「トヨタ」や「三菱商事」、「楽天」、「電通」など、就活で最も人気がある部類の企業に関しては、1年未満の短期離職をしているようではまず入社できません。

まあこのように超人気企業は中途採用をやっていない会社も多く、どれだけ他の会社で経験を積んでも入社できないことも多いですが。。。

 

超人気企業は少し特殊な例ですが、ある程度の知名度がある大手企業に転職したいという場合には、

1年未満の短期離職はしないほうが良い

ということになります。

まあこれも、「経験」から見る1年未満の短期離職の部分で触れたように、突出した経験やスキルがある場合は当てはまりませんが、一般的には短期離職をすべきではないです。

では最後に中小企業で考えてみましょう。

現職を1年未満で退職し、「次に転職する会社は中小企業でもいいや」という場合は、

1年未満の短期離職はをしてもそこまで問題ではない

です。

先ほども申し上げたように、中小企業はとにかく人が足りなくて困っています。

なので、転職して入りたい会社によっても、1年未満の短期離職によるダメージは変わってきます。

 

1年未満の短期離職後の転職を有利に進める方法

ここまで1年未満の短期離職をしても良いのかについて、様々な視点からご紹介してきました。

それでも「今の会社がしんどくてすぐにでも辞めたい」という方も多いと思います。

そのような方は、

心や体を壊す前にさっさと辞めましょう

別に仕事についてはなんとかなります。

それよりも自分の心と体を壊してしまう方がよっぽどなんとかなりません。

 

それでも短期離職が不安という方がいると思いますが、そんな時は、

転職エージェントに相談しましょう

転職エージェントはこの記事で私が解説してきたようなことはみなさんわかっているので、あなたの経歴や年齢、入りたい会社などを踏まえて、適切なアドバイスをくれます。

悩んだときはプロに相談するのが一番です。

転職エージェントのおすすめの使い方をまとめた記事もありますので、興味のある方はぜひそちらもお読みください。

 

まとめ

ここまで1年は我慢して仕事を続けるべきかどうかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

明確に「退職しても良い!」「退職するな!」というような答えを出せずに申し訳ありませんが、それが事実です。

「経験」、「年齢」、「入りたい会社(今後のキャリアビジョン)」の3点をしっかりと加味したうえで、1年未満で退職するかを決めましょう。

しかし、頑張りすぎて心と体を壊したらなんの意味もないので、そこは自分の中で線引きしておいてください。

この記事がみなさんの転職に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

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