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転職エージェントとは?ビジネスモデルや利益の仕組みからわかる、おすすめの使い方を教えます。

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みなさんは転職を考えた時にどんな方法が思い浮かびますか?ハローワーク、求人サイト、転職エージェント、友人からの紹介など、様々な手段がありますよね。

・求人サイトを見ても自分に合った求人が見つからない
・初めての転職だからサポートやアドバイスが欲しい
・転職エージェントってどういう仕組みになってるの?
・転職エージェントを使うメリットは?

 

今回はこんな方に向けて、転職エージェントのビジネスモデルや利益の仕組みからわかる、おすすめの使い方をご紹介していきます。

この記事を読めば転職エージェントの賢い使い方がわかりますし、転職成功に一歩前進します!

 

【この記事の信憑性】

筆者は現役人材会社の営業マンであり、これまで500社以上の企業の採用支援を行ってきました。

また、キャリアアドバイザーとして、求職者からの転職相談を担当していた経験もあり、企業・求職者双方の立場から求人市場を見てきました。

人材業界にいた年数は今年で5年目となり、統計的なデータから見るマクロな視点、企業採用担当者や求職者とお付き合いをしてきたミクロな視点で求人市場を分析していきます。

 

ビジネスモデルや利益の仕組みから見る、転職エージェントのおすすめの使い方

まずは転職エージェントとは何か、そういうビジネスモデルや利益の仕組みになっているのかをご紹介していきます。

転職エージェントに限らずどのサービスでもそうですが、そのサービスのビジネスモデルや収益の仕組みを知りながら使うことで、最も賢く有効な使い方ができるようになります。

 

転職エージェントとは?

転職エージェントはざっくりと言えば、「求職者と企業の間に入り、雇用関係を結ぶ一連の流れを仲介する」事業です。

また、転職エージェントは「人材紹介事業」と呼ばれますが、この「人材紹介事業」は厚生労働省管轄の許認可事業です。

ですので、有料職業紹介事業者として認可を受けなければならないので、誰でもできる事業ではないということです。

求職者からすれば、

・自分に合った求人を紹介してくれる
・企業との面接日程や書類選考などのやり取りを代行してくれる
・面接対策をしてくれる
・条件面の交渉を企業としてくれる

など、至れり尽くせりのサービスですが、これらのサービスが全て無料で受けられるのです。

※普通であればこれだけ手厚いサービスを無料で受けられるなんて考えられませんが、実は有料職業紹介事業(転職エージェント)は、求職者から金銭を受け取ることを禁止されているのです。

では転職エージェントはボランティアで事業を行っているのか?

全くそんなことはなく、しっかりと利益が上がるようなビジネスモデルとなっているのです。

 

転職エージェントのビジネスモデルや利益が出る仕組み

ではここから実際に転職エージェントのビジネスモデルや報酬の仕組みを見ていきましょう。

まず結論から言えば、

転職エージェントは企業からお金をもらってビジネスが成り立っています。

ただしそこには条件があり、

紹介した求職者が実際に入社した際に初めて紹介料がもらえる

ということです。

ここがとても重要なポイントとなってきます。

したがって、転職エージェントの視点で見れば、紹介料をもらうまでに、様々な難関が存在していますが、ここでは大きく3つのポイントをチェックしていきます。

①求職者が紹介した求人に興味を示し、実際の選考に進んでくれるか

②企業に紹介した求職者が内定を獲得してくれるか

③求職者が内定を承諾してくれるか

この3つが大きなポイントとなるので、詳しく見ていきましょう。

 

①求職者が紹介した求人に興味を示し、実際の選考に進んでくれるか

こちらが転職エージェントからすれば最初の難関となります。

転職エージェントは登録のあった求職者と面談し、その求職者の希望に合わせて企業から預かっている求人を紹介していきます。

営業職を希望している人に現場監督の求人を紹介しても、求職者は選考に進んでくれないため、求職者の希望にあった求人を紹介しようと転職エージェントは必死で求人を探します。

したがって求職者からすれば、

この段階で自分の希望をしっかりと伝える

ということが大切になってきます。

求職者の希望や転職先に求めるポイントがわからないと、転職エージェントもその方にマッチした求人がどれかわからないので、自分の希望ははっきりと伝えましょう。

 

②企業に紹介した求職者が内定を獲得してくれるか

転職エージェントにとって第2の難関がこちら。

①で求職者が企業との選考に無事進んでくれたとしても、その時点では転職エージェントへの報酬は発生しません。

ですので、まずは求職者が企業から内定をもらえるようにサポートをしていき、なんとしても内定を獲得してもらう必要があります。

したがって求職者側のポイントとしては、

面接対策や書類の書き方など、選考に関して遠慮なく相談する

ということです。

転職エージェントとしては内定を獲得してもらいたい、求職者としても内定を獲得したいと利害が一致しますので、転職エージェントに選考で気を付けるポイントや面接対策など、不安なところがあればなんでも相談してください。

私も転職エージェントとしての経験がありますが、わからないところをはっきりと聞いてくれる求職者の方がアドバイスもしやすいので、選考通過率が高かったです。

また転職エージェントはこの段階で、企業に対して求職者のプッシュを始めます。

内定を獲得してもらいたいので当たり前の行動ですよね。

なので、転職エージェントと面談をする際にも、良い印象を与えられるような対応を心がけましょう。

無理につくろっていいことばかり言う必要はないですが、転職エージェントからの印象が良いと、あなたに代わって転職エージェントが企業側にあなたのことをプッシュしてくれます。

 

③求職者が内定を承諾してくれるか

転職エージェントにとってはここが最後の難関です。

①、②と順調にクリアし、めでたく内定を獲得できたとします。

求職者からすれば、他の会社からも内定をもらっている場合は、どこの企業の内定を承諾しようか比較検討します。これはもちろん当然のことです。

しかし比較検討した結果、転職エージェントから紹介された企業ではなく、求職者自身で選考を受けている企業の内定を承諾するとなった場合、困るのは転職エージェントです。

これまで面談や選考の対策、企業へのプッシュなど、時間をかけてやっと内定までたどり着いたのに、内定を承諾してくれなければ、これまでの努力が水の泡です。

何度も言いますが、転職エージェントは求職者が入社しないと紹介料をもらえないからです。

こんな状況の時の転職エージェントの動き方を、わかりやすくストーリーで説明します。

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あなたは転職エージェントから紹介されたA株式会社と、自分で求人サイトから応募したB株式会社のどちらに行こうか悩んでいます。

A株式会社は年収400万円だが、完全週休二日制(年間休日120日)で残業もほとんどありません。

B株式会社は年収500万円だが、隔週休二日制(年間休日105日)で、残業は月平均40時間です。

この時にA株式会社を紹介してくれた転職エージェントから電話がかかってきて、上記のような条件で悩んでいることを転職エージェントに伝えました。

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このような状況の時、転職エージェントはどうするでしょうか。

あなたがA株式会社に入社してくれれば、転職エージェントにはA株式会社から紹介料が支払われます。

そうすると転職エージェントの行動としては2つですよね。

①あなたにA株式会社の魅力をもっと伝え、A株式会社をプッシュする
②あなたの年収が「もう少し高ければなあ」という気持ちを汲み取り、A株式会社に給与交渉する

このような背景があるため、転職エージェントは求職者の希望を最大限叶えようと、給与交渉などを行ってくれるのです。

したがって、求職者側のポイントとしては

比較して悩んでいるポイントを正直に転職エージェントに伝え、そのポイントを企業側に交渉してもらう

ことです。

もちろん自分で内定を獲得した企業があなたの希望にドンピシャの場合であれば、転職エージェントにしっかりとそのことを伝え、エージェント経由で獲得した企業の内定を辞退する旨をきちんと伝えれば大丈夫です。

 

 

転職エージェントサイトでよく見る非公開求人ってなに?

転職エージェントの公式HPを見ると、「非公開求人〇〇万件!」と書いてあるのを見かけますが、この非公開求人とはどういうものなのでしょうか?

結論から言えば文字通り、

一般の求人サイトには載らず、一般には公開されていない求人

ということです。

一般には公開せず非公開にしている理由としては、

①一般に公開すると応募者が集まりすぎてしまうような人気の求人だから
②新規事業立ち上げの求人など、他社に募集していることを知られたくない理由があるから

などの理由がありますが、一番大きな理由としては、

非公開求人(転職エージェント求人)は入社するまで費用が発生しない成功報酬型の求人スタイルだから

です。

どういうことかというと、人材関連会社の収益としては主に2つあります。

①求人サイトに掲載する企業から掲載料をもらう
②非公開求人に求職者を紹介し、入社したら紹介料をもらう

①は求人を掲載することに対して費用をいただくので、「採用ができてもできなくても企業はお金を払う」わけです。
【掲載料は10万円~150万円】

②は非公開求人を人材紹介会社に渡し、「〇〇な人を紹介して」と頼みます。その時点では企業は一銭もお金を払いません。企業からもらった非公開求人に対して、人材紹介会社が求職者を紹介し、その求職者が入社したタイミングで初めて費用が発生します。
【紹介料は年収の30%~35%が相場。なので年収400万円の人を紹介したら、130万円ほど】

感覚でわかると思いますが、①と②の違いは、効果が出るかわからないものにお金を払うのか、確実性のあるものにお金を払うのかということです。

人気のない職種や、採用ハードルの高い求人だと、求人サイトに費用を払って掲載しても、採用に至らないということが起こります。

そうすると払った費用ムダになってしまいますよね。

しかし、非公開求人(転職エージェント求人)の場合であれば、入社するまで費用が発生しない成功報酬型ですので、求人サイトより安全な採用手法と言えるのです。

※求人サイトの場合は100万円で掲載をしてその期間に何人採用しても100万円ですが、非公開求人の場合は1名採用ごとに約130万円程の費用がかかるので、採用の単価は上がります。

以上のことから、人材会社の営業マンから見れば、一般の求人サイトの契約を獲得するより、非公開求人を獲得するほうが難易度が低いのです。

なので、一般的な求人サイトには載らない非公開求人を、転職エージェントはたくさん持っているのです。

このことから、転職の際には自分一人で求人サイトを見て探すだけでなく、転職エージェントに求人の紹介を依頼したほうが、選択肢のが場が広がるのです。

 

転職エージェントの賢い使い方

 

ここまで転職エージェントのビジネスモデルや報酬の仕組みなど、一般の人があまり知らないような裏側をご紹介してきました。

ではそれを踏まえて、転職エージェントの賢い使い方をご紹介していきます。

結論から言えば以下3点が転職エージェントを賢く使う方法です。

①転職エージェントは何社も登録して多くの非公開求人を紹介してもらう
②書類の書き方や面接対策など、選考の対策を依頼する
③年収の交渉などを依頼する

転職エージェントのビジネスモデルや報酬の仕組みをご紹介してきた中で、上記3点についてもご紹介してきましたが、再度簡潔にまとめておきます。

 

①転職エージェントは何社も登録して多くの非公開求人を紹介してもらう

転職エージェントは、一般の求人サイトに載っていない非公開求人をたくさん持っている。

また、紹介会社によっても持っている非公開求人の数や内容が違うので、できるだけ多くの転職エージェントに登録し、非公開求人を紹介してもらうことで、自分の選択肢を広げてください。

転職は長期戦。より多くの情報を獲得した人が成功します。

 

②書類の書き方や面接対策など、選考の対策をお願いする

転職エージェントは求職者に内定を獲得してほしいので、選考の対策など、とても親身になって対応してくれます。

「こんなこと聞いたらダメかな。。。」などと思わず、思う存分お願いしましょう。

転職エージェントも、頼ってくれる求職者のほうが選考通過率も高いので、相談してくれた方がありがたいです。

この場合も様々なエージェントに相談したほうが、それぞれ違った角度からのアドバイスをくれるので、あなたのスキルアップにつながっていきます。

 

③年収の交渉などを依頼する

自分ひとりではなかなか企業への条件交渉は難しいです。

そこは経験豊富なプロに任せましょう。

転職エージェントは企業側からも、「採用のプロ」という目で見られています。(エージェントの力量によりますが)

企業側に対してもポジションが取れているエージェントであれば、企業側に対しての条件交渉もスムーズに進みます。

「~~~な経験を持っている△△さんであれば、年収は〇〇万円ぐらいが妥当です。今回提示された給与だと、内定を承諾してもらうのは厳しいです」

企業担当者にポジションが取れているエージェントであれば、上記のようなことをはっきりと伝えることができます。

力量のあるエージェントに巡り合うためにも、複数のエージェントに登録するのは大事です。

 

まとめ

ここまで転職エージェントのビジネスモデルや報酬の仕組みのご紹介、そこから見る転職エージェントのおすすめの使い方をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

実際に転職エージェントの裏側を知ったことで、転職エージェントの賢い使い方がわかっていただけたかと思います。

みなさんの転職にこの記事がお役にたてば幸いです。

 

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