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転職エージェントを使って転職成功へ~現役人材会社の営業マンがエージェントの賢い使い方教えます~

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新型コロナウィルスの影響で転職を余儀なくされた方も多いですよね。ただ、コロナ禍は企業の求人も減り、転職が難しくなってきています。

・コロナの影響で転職を考えている
・転職がなかなか決まらない
・どうやって転職活動をしたらいいかわからない

 

今回はそんな方に向けて、コロナ禍で転職を成功させるための、転職エージェントの使い方を教えます。

この記事を読めば、転職エージェントの賢い使い方がわかり、転職成功に一歩近づきます。

 

【この記事の信憑性】

筆者は現役人材会社の営業マンであり、これまで500社以上の企業の採用支援を行ってきました。

また、キャリアアドバイザーとして、求職者からの転職相談を担当していた経験もあり、企業・求職者双方の立場から求人市場を見てきました。

人材業界にいた年数は今年で5年目となり、統計的なデータから見るマクロな視点、企業採用担当者や求職者とお付き合いをしてきたミクロな視点で求人市場を分析していきます。

 

転職エージェントの賢い使い方を現役人材会社の営業マンが教えます

実際に転職エージェントの賢い使い方をご紹介する前に、コロナ禍の転職以上と、なぜ転職エージェントを使うべきなのかを少しご紹介していきます。

 

コロナ禍の転職市場

ここではコロナ禍の転職市場についてご紹介していきます。

コロナ禍の転職は厳しい?

結論から言えば、この時期の転職は相当戦略的に動かないと厳しいです。

その理由を統計データから見ていきます。

そのために、まずは有効求人倍率という言葉のおさらいから始めましょう。

有効求人倍率とは、簡単に言えば、

「求職者1人に対して、いくつ求人があるか」ということになります。

ですので、

「有効求人倍率0.5倍」=求職者1人に対して、0.5個の求人がある状態
「有効求人倍率1.3倍」=求職者1人に対して、1.3個の求人がある状態

これが一番わかりやすい説明かと思います。

これを踏まえると、有効求人倍率1.3倍の時の方が仕事が見つけやすく有効求人倍率0.5倍の時の方が仕事が見つけにくいことになります。

 

実際のデータで見るコロナ禍の転職市場

では、先ほどの説明を踏まえて2021年4月現在の有効求人倍率を見てみましょう。

以下の独立行政法人労働政策研究・研修機構が出しているデータをご覧ください。

【都道府県別有効求人倍率】

全国の数値で見てみると、2020年1月(ちょうどコロナ前ですね)は1.51倍、2021年1月は1.10倍となっています。

また、2021年1月の月間有効求人数は対前年比-17.7%、月間有効求職者数は+12.3%となっています。

ここからなにがわかるかと言うと、

やはりコロナ前に比べて、コロナ禍の現在は転職が難しい

ということです。

※スキルや経験を持っている方はこの限りではありません。

企業はコロナの影響で業績が悪化したところが多く、新たな人材の採用を控えます。しかし、コロナの影響により転職を余儀なくされた方など、求職者は増えています。

その結果、求人件数と求職者数の需給バランスが崩れ、有効求人倍率がとても下がる=転職が難しいというわけです。

 

ではコロナ禍の転職はやめたほうがいいのか?

結論から言えば、そんなことはありません。逆に今から動かなければ転職のチャンスがなくなるとも言えます。

新型コロナウィルスがいつ収まるかはわかりませんが、向こう数年単位で企業の業績が振るわないことは明らかです。

仮にコロナが収まることで企業の業績が回復し、有効求人倍率も1.5倍程度まで回復したとします。

ですが、そんなことが実現するのは少なくとも5年~10年はかかると私は考えています。

5年~10年後に転職をするとしたら、この記事を読んでくださっている方は何歳になっているでしょうか?

世間一般で言われている通り、転職には年齢の壁が必ずあります。特に未経験の職種に転職する場合には、さらに厳しい年齢の壁があります。

それを踏まえると、

・今の職種をやめて安定した職種にキャリアチェンジしたい
・全く別の業界に興味を持っている
・やりたい職種は見つからないけど、今の仕事は嫌だ
・コロナの影響で転職しなければいけない状態になった

このような方々は、なるべく早めに転職を考えるべきです。

 

コロナ禍の転職では転職エージェントを使うべき理由

ここからはコロナ禍での転職において、転職エージェントを使うべき理由をご紹介していきます。

理由は3つあり、結論から言えば、

①一般の求人サイトには載っていない非公開求人を数多く持っているから
②給与交渉などを企業側に対して行ってくれるから
③選考対策や企業側へのプッシュを行ってくれるから

です。

それぞれの理由ついては「転職エージェントの仕組み」についてご紹介した記事を読んでいただければ詳しくわかると思いますので、ここではざっくりとした説明に留めます。

 

①一般の求人サイトには載っていない非公開求人を多く持っている

まず1つ目の理由は、一般の求人サイトには載っていない非公開求人を多く持っているからです。

しかし、よく転職エージェントの広告には「非公開求人〇〇万件!」とうたっていますが、うさんくさいと思われた方も多いのではないでしょうか。

ただ、この非公開求人を、人材会社が多く持っているというのは本当です。

それはどうしてか。

単純に非公開求人の方が集めやすいからです。

人材会社の仕組みからこの上記の理由を見ていきます。

人材会社の収益としては主に2つあります。

①求人サイトに掲載する企業から掲載料をもらう
②非公開求人に求職者を紹介し、入社したら紹介料をもらう

①は求人を掲載することに対して費用をいただくので、「採用ができてもできなくても企業はお金を払う」わけです。
【掲載料は10万円~150万円】

②は非公開求人を人材紹介会社に渡し、「〇〇な人を紹介して」と頼みます。その時点では企業は一銭もお金を払いません。企業からもらった非公開求人に対して、人材紹介会社が求職者を紹介し、その求職者が入社したタイミングで初めて費用が発生します。
【紹介料は年収の30%~35%が相場。なので年収400万円の人を紹介したら、130万円ほど】

感覚でわかると思いますが、効果がわからないものにお金を払うのか、確実性のあるものにお金を払うのかということです。

したがって、求人サイトに載せる求人より、非公開求人の方が集めやすいということです。

ということは、

転職エージェントに相談することで、求人サイトで探しているだけでは見つからない求人を紹介してくれます。

インターネットでは「転職エージェント しつこい」「転職エージェント 断り方」など、あまりイメージが良くないですが、転職エージェントがいるからこそ出会える求人がたくさんあるのです。

 

②企業側に対して給与交渉などを行ってくれる

2つ目の理由は、企業に対して給与交渉などを行ってくれるということです。

先ほど転職エージェントは紹介した人が入社しないと、企業からお金をもらえないという話をしました。

なので、転職エージェントは求職者の希望を最大限叶えるために、企業に条件交渉をしてくれるのです。

わかりやすくストーリーで説明します。

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あなたは転職エージェントから紹介されたA株式会社と、自分で求人サイトから応募したB株式会社のどちらに行こうか悩んでいます。

A株式会社は年収400万円だが、完全週休二日制(年間休日120日)で残業もほとんどありません。

B株式会社は年収500万円だが、隔週休二日制(年間休日105日)で、残業は月平均40時間です。

この時にA株式会社を紹介してくれた転職エージェントから電話がかかってきて、上記のような条件で悩んでいることを転職エージェントに伝えました。

—————————————————————————————

 

このような状況の時、転職エージェントはどうするでしょうか。

あなたがA株式会社に入社してくれれば、転職エージェントには130万円もの大金がA株式会社から支払われます。

そうすると転職エージェントの行動としては2つですよね。

①あなたにA株式会社の魅力をもっと伝え、A株式会社をプッシュする
②あなたの年収が「もう少し高ければなあ」という気持ちを汲み取り、A株式会社に給与交渉する

このような背景があるため、転職エージェントは求職者の希望を最大限叶えようと、給与交渉などを行ってくれるのです。

なかなか一般の求人サイトから応募した企業に対して、自分で給与交渉をするのは難しいですよね。

そんな時に役立つのが転職エージェントというわけです。

 

③選考対策や企業側へのプッシュを行ってくれる

こちらに関しては①と②の説明を読んでいただいた方は検討がついていると思いますが、引き続き説明していきます。

大前提として、

転職エージェントは紹介した求職者が入社しないとお金はもらえない

ということはご理解いただけたかと思います。

そのため、求職者の希望を叶えるために給与交渉なども行うと②でご紹介しました。

それらに加え、

企業が内定を出してくれるように、求職者に対する選考のサポートや、企業に対する求職者のプッシュを行います。

実際、転職エージェントは求職者の選考が進んでいる間は、企業側の担当者とも密に連絡を取っています。

まず非公開求人をもらう際には、「どんな人材が採用したいのか」を詳細にヒアリングしますし、求職者が面接を終えた後は「求職者との面接はどうだったか」を企業側担当者に聞きます。

そこで企業側担当者が「ちょっと悩んでいる」というような回答であれば、「私が面談で話した限り、この方は~~~なところが魅力的で」といったように、求職者のプッシュをしていきます。

求職者側に対しては、「企業担当者に聞いたところ、~~~なところが気になるとのことなので、~~~な点を次の面接ではしっかり応えられるように対策しましょう」と、企業担当者から聞いたホンネをもとに、面接対策などを行ってくれます。

こう聞くと転職エージェントってとても心強いですよね。

 

転職エージェントの賢い使い方

ここまでコロナ禍での転職市場や、転職エージェントを使うべき理由をお伝えしてきましたが、ここからコロナ禍の転職における転職エージェントを賢い使い方をお伝えしていきます。

結論は以下3点です。

①メールの返信や面談時刻を守るなど、丁寧な対応を心がける
②転職エージェントは1社だけでなく、様々なところに登録する
③自分の希望をしっかりと伝える

上記3点について詳しく見ていきましょう。

 

①メールへの即レスや面談時刻を守るなど、丁寧な対応を心がける

これは当たり前のことですが、できていない人がとても多いです。(私のキャリアアドバイザーとしての経験からですが)

転職エージェントも人間なので、テキトーな対応をされたり、転職への意欲が見えない人に対してはサポートする気がなくなります。

また、月に何十人の求職者と面談をするため、転職エージェントはとても忙しく、やる気のない人に付き合っているほど暇ではありません。

転職エージェントもボランティアではなくビジネスとして転職相談を行っていますので、転職エージェントが「この人は親身にサポートしたい」と思うような対応を心がけましょう。

 

②転職エージェントは1社だけでなく、様々なところに登録する

これには理由が2点あり、1点目は「転職エージェントによって紹介できる案件が違う」ということです。

当たり前ですが、1社のエージェントが日本中全ての求人を紹介できるわけではありません。

転職エージェントによって、持っている求人の数はない内容が違うので、様々な転職エージェントに登録するべきです。

2点目は「エージェントによって力量やスタンスが違う」ということです。

先ほど給与交渉の話をしましたが、そもそも転職エージェントが企業担当者と信頼関係を築けていなければ、そんな交渉はできません。

力のない転職エージェントはただ企業と求職者のやり取りを仲介するだけです。

力のある転職エージェントは企業と求職者の利益を最大限実現できるよう、双方とのすり合わせを行います。

中には新卒1年目の転職エージェントもいるので、同じ人材紹介会社の中でも当たりはずれがあります。

それぞれの転職エージェントと面談しなければいけないのは少し大変ですが、コロナ禍で転職が難しくなっていることもあり、転職は長期戦で考えましょう。

 

③自分の希望をしっかりと伝える

ここはとても大切なポイントで、自分の希望を転職エージェントにしっかりと伝えることが大事です。

転職エージェントは何度も申し上げるように、求職者が入社しないとお金をもらえません。

なので、中には求職者に対してしつこく求人を進めてくる転職エージェントも存在しています。同じ転職エージェント経験者としてはとても残念なことですが。

※ちなみにしつこく求人を進めてくるような転職エージェントは、成績も大したことなく、力のないエージェントが多いです。

しつこく求人を進められた際は、「この求人には興味がないです」とはっきり伝えるとともに、「自分は~~~な求人を探しているのですが、ありますか?」と自分の希望を伝えましょう。

ただここで注意しなければいけないのが、「自分の市場価値と自分の希望がマッチしているか?」ということです。

転職エージェントをやっていると、けっこうとんでもない求職者の方が来ることもあります。

「正社員経験はないけど、事務職で年収500万円以上の求人しか探してないです」みたいなことを平気で言う人も多いです。

求職者は転職のプロではないので、上記のような突拍子もない発言をするのは全く問題ありません。

問題は現実を伝えた際に「素直に受け取るか」、「聞く耳をもたず現実から目を背けるか」です。

素直に聞いてくださる求職者には転職エージェントも親身になって今後のキャリアを一緒に考えますが、聞く耳を持たない人にはサポートしようと思いません。

ですので、転職エージェントからのアドバイスは素直に聞いて、そのうえで改善策はなんなのかを問いかけてみてください。

※ただ、中には先ほど伝えたように、その人の市場価値を否定して、自分が紹介したい求人しかあなたは入れないというようなことを言ってくるエージェントもまれにみるので注意が必要です。

なんにせよ、自分の希望をしっかりと伝え、そこに対して親身にアドバイスをくれるか、真摯に対応してくれるかを見極めつことが重要です。

 

まとめ

ここまでコロナ禍の転職で賢く転職エージェントを活用する方法をご紹介したきましたが、いかがでしたでしょうか?

世間では転職エージェントに対するイメージが良くない人もいるかもしれません。

もちろん転職エージェントもビジネスなので、いかに求職者を企業に紹介していくかということを考えています。それをわかったうえで、自分の転職に役立つよう、うまく活用していくことが大切です。

今回ご紹介したように、転職エージェントを活用するメリットはたくさんありますので、ぜひ転職エージェントを活用して、転職を成功させてください!

 

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